令和最初の甲子園開幕直前 習志野高校 悪夢のサヨナラ負けからの1年を振り返る
令和最初の夏の甲子園開幕まであとわずか。
見事8年ぶりに千葉県代表となった習志野高校。昨年夏の中央学院戦、サヨナラ負けした時点で、翌年の甲子園に春夏連続で出場することになるとは予想だにしなかった。
悪夢の7回裏、球場内、いや千葉県全域からピッチャー代えないと、またまずいんじゃないかという雰囲気のなか同点に追い付かれ、そして延長サヨナラ負け。
昨年は記念大会で千葉県代表は2校、木更津総合は東千葉ブロック、投手はエース級が二枚揃い、この一戦が事実上の決勝戦。7回表で5-1とリード。これを逃したら、本当にしばらく甲子園は無いな、という試合で凄絶に散ってしまった平成30年7月24日だった。
あれから1年。習志野の公式戦を振り返る。
秋季千葉大会
○ 習志野 3-1 市立柏
○ 習志野 7-0 佐倉
またしても中央学院に敗れるも、選抜に望みを繋ぐ準優勝。関東大会出場を決める。この時点では例年通り、こじんまりとまとまった好チームといった印象。
秋季関東大会
秋季大会 チーム打率.298
初戦、センター根本のバックホームから勢いに乗り、見事ベスト4。思えば今年のチームはあのバックホームから始まったような気がする。チームに粘り強さを感じた。
選抜甲子園
○ 習志野 3-1 星稜
○ 習志野 4-3 市立和歌山
○ 習志野 6-4 明豊
● 習志野 0-6 東邦
選抜チーム打率.248
そして、選抜は見事に準優勝。全国に習志野復活を印象付ける。強豪に負けない力強さが備わったチームとなっていた。
春季千葉大会
○ 習志野 5-1 翔凜
令和最初の千葉県王者は習志野。安定感を感じさせるチームに。
春季関東大会
ここで一度躓いたのが良かったかもしれない春季関東大会。
夏の千葉大会
○ 習志野 3-2 成田
チーム打率 .339
そして迎えた夏の本番。例年にはない力強いチームへ進化していた。なんといっても打線の驚異的な粘り、そして飯塚、山内の二枚看板が春をピークにして落ちなかったことが良かった。
通算成績 29戦 25勝 4敗 勝率.862
千葉県内 20戦 19勝 1敗
関東・全国 9戦 6勝 3敗
優勝候補と言えるほどのチーム力は無い習志野だが、接戦に持ち込めばどこが相手でも勝ちきれるのではないかと期待してしまう今年のチーム。
甲子園での活躍に期待。
選抜ではワンコーラスで終わってしまったロックンチュバ、そして春以降はお蔵入りとなってしまった習志野版コンバットマーチを甲子園で聴きたい。コンバットマーチは甲子園でやったら盛り上がりそうだが、無理かな。