令和元年度 夏の千葉大会を制したのは習志野!
令和最初の夏大会は春に引き続き習志野が制した。
大会序盤は連日の雨、後半は一気に真夏となった。
ベスト16から決勝戦までを振り返る。
5回戦
○ 市川 ● 銚子商業
○ 市原中央 ● 千葉学芸
○ 千葉明徳 ● 市立柏
○ 成田 ● 船橋東
5回戦でシード校は銚子商、千葉学芸、東海大望洋、東京学館が消える。
-ベスト8-
市川(外)
市原中央(18)
B 千葉明徳(13)
八千代松陰(17)
A 習志野(1)
B 成田(5)
市立船橋(13)
A 木更津総合(2)
左側ブロックは専松も銚子商も消え、シード校は千葉明徳のみという波乱の展開。
右側ブロックは千葉を代表する顔ぶれが順当に残った。
準々決勝
○ 市原中央 ● 市川
千葉版ミラクル市川の快進撃もここまで。決勝で市原中央と木更津総合の兄弟校対決はあるのか。
○ 八千代松陰 ● 千葉明徳
八千代松陰エース川和田が2安打完封。千葉明徳はこの試合でも堅守をみせたが、二番手のエース山越が中押しだめ押しを奪われここで終戦。3回戦ではスタンドで明徳の控え部員が持つ応援ボードがUKOTIEMとなっていたが、修正されたのかはわからない。
○ 習志野 ● 成田
エース飯塚が完投。習志野対成田の夏の通算成績はこれで習志野の6勝2敗。全て2点差とのこと。
背番号1篠木の出来がかなり良い。王者木更津総合に死角無し。準決勝で木更津総合対習志野が実現。甲子園の決勝戦より断然観たい黄金カード。
-ベスト4-
市原中央
初のベスト4
八千代松陰
15年ぶりのベスト4
A 習志野
5年連続ベスト4
A 木更津総合
5年連続ベスト4
準決勝第一試合
● 木更津総合 300 000 101 00 / 5
○ 習志野 200 010 011 01x / 6
千葉が誇る黄金カード。習志野は飯塚、木更津総合は篠木が先発。
中盤までがっぷり四つ。
中盤以降は木更津総合がリードするとすぐに習志野が追い付く展開。
9回裏は二番手根本が簡単にツーアウトを取り、木更津総合応援席も勝利を確信し沸き上がる。
しかし粘る習志野が四球、連打で同点に追い付く。習志野の見事な集中打だった。
試合はそのまま延長戦に突入。そして迎えた11回裏。この回も簡単にツーアウトとなるが、ここでも驚異の粘りで二死1,3塁とチャンスメイク。そして山内のショート内野安打で激戦に終止符が打たれた。
沸く一塁側習志野スタンド。
準決勝第二試合
○ 八千代松陰 301 000 011 / 6
● 市原中央 100 000 000 / 1
習志野の校歌が終わると潮が引くように客が減った。
準決勝第二試合は八千代松陰が力の差を見せつけ快勝。
8ヶ月前の市内大会の八千代松陰。投手力、守備力はあるが、打力がきついかなという印象だった。今大会は先発二枚が完璧に試合を作り、打線も繋がり、すべての試合を快勝で21年ぶりの決勝進出を決めた。
決勝戦
○ 習志野 200 111 102 / 8
● 八千代松陰 000 000 010 / 1
8年ぶりの9回目の習志野か、21年ぶりの2回目の八千代松陰か。先発は山内と川和田。
初回、根本の先頭打者ホームランで勢いに乗った習志野。試合は全く隙を見せない習志野が3本のホームランと、得意の二死走者無しからのだめ押しでまさに快勝、令和最初の千葉代表となった。
今日も習志野側スタンドは立錐の余地も無し。
松陰側も人数では劣るが松陰ブルーで埋め尽くされる。昨年はジントシオ作の応援歌をほとんど披露出来なかったが、今年は応援部も大活躍。
8年ぶりの歓喜の瞬間。
優勝校校歌斉唱。
昨年まではリードしていても、いつかひっくり返されるような予感が付きまとっていた習志野。今年はどこからでも点が取れそうなスケールの大きなチームとなっていった。
甲子園は8月6日開幕。甲子園では春のような大活躍に期待したい。